出産の次の日。
出産の報告をした友達が、午前中から次々とやってくる。
本当にありがたい。
お腹が空いているはずのJr.君、みんなの前で寝続ける。
3時間ぐらいいた友達もいたけれど、ずーとすやすや。
Jr.君、ほとんど目を開けることがなかった。
相変わらず、おっぱいは出ない。
一生懸命絞り出して、ほんのちょっとだけ。
看護師さんに相談するが、
「生後、数日の新生児はの胃袋は、マーブル程しかないから、
すぐお腹いっぱいになるから大丈夫よ」
なんて言われる。
マーブルって、1円玉よりも小さい。
M&Mチョコレート程度……。
そう言われてもねぇ。
餓死したりしないのかな?
午前中の遅い時間に小児科の先生がやって来る。
男の先生。
身体検査をするが、問題なさそう。
「お腹が空いているんじゃないか?」と相談する。
すると「赤ちゃんは、栄養を蓄えて生まれてくるから、3日ぐらいは何も飲まなくても大丈夫。母乳は、出なくても、飲ませることでおっぱいが刺激されて、出るようになるから、続けて」と言われる。
それでちょっと安心。
今日のランチは、パスタをオーダー。
まあまあだった。
友だちが持ってきてくれたご飯のほうが断然美味しかったので、そちらをいただく。
午後からまた、朝とは別の産婦人科の先生がやってくる。
「Jr.君、昨日は、最高に面白かったよ!聞いた?へその緒を握りしめて出てきて、離したと思ったら、ハサミを握ってさ〜」と。
相当レアなことだったらしい。
ただ、これを話したくてきた感じだった。
さらに、小児科の女の先生がやって来る。
白人のお姉ちゃん。
「こんにちは〜!」とやって来て、
午前中の先生と同じような感じで、Jr.君をチェック。
この先生が、強烈に面白かった。
マニキュアを塗った手で、Jr.君の口の中に手を入れてチェックしたかと思えば、
そのままの手でおむつを手際よく替え、
さらに、手を洗わずに全身を検診。
最後に「おめでとう!」と日本語で。
いくつか日本語を知ってると言っていた。
なんかすごいな。
入院初日は、耳のスクリーニング。
問題ないとのことで、Jr.君は、帰ってきた。
最初に妊娠の夢を見た時、「耳に問題があるけど、たくさんの幸せを運んできてくれる」と言われたので、少し耳の心配をしていたが、一安心。