流産しました。

11月18日。
朝、茶色いおりものが出る。
おかしいな?
ネットで調べてみると、「茶色いおりものは、古い血が出ているだけだから問題ない」と書いてある。
大丈夫かな?

ナプキンもおりものシートも持っていなかったので、
買いに行って、念のために付けておく。

この日は、すごく会いたい大好きな友達とランチ。
会えて良かった!

11月19日。
茶色のおりものがまだ出ている。
大丈夫かな?
念のため、今日の予定はキャンセル。
1日ダラダラして過ごす。

泊まらせてもらっている友達の家を移動しようとしたけれど、
今日も、同じ友達の家に泊めてもらうことに。
これが、ラッキーの始まりだった。

夜から、鮮血が出る。
これは、ヤバイかもしれない。
夜中にトイレに3回起きた。
ナプキンに血は付いてないが、ティッシュに鮮血が付く。

11月20日。
朝起きて、トイレに行くとナプキンにも血が付いていた。
夜よりも多い血がティッシュに付く。
これはヤバイ。
ネットには、「鮮血が出たらすぐお医者へ」と書いてある。

8時前に、お医者をネットで調べる。
とりあえず、友達から外国人御用達(英語で診断書を出してくれる)の産婦人科を教えてもらっていたので電話をしてみるが、
「1ヶ月先まで予約がいっぱい」と言われる。

子供を3人、産んだことがある近くに住む友だちに連絡して、
「近くで産婦人科を知らない?」と聞いてみる。
病院を紹介してくれて、仕事を休んで一緒に行ってくれると言う。
ありがたい。
これが、今回最大のラッキー。
昨日ここに滞在することにしたから、この友だちにお願いできた。

12時にアポが取れ、病院へ。
それまで、変わった様子はない。
鮮血は増えもしなければ、減りもしない。

病院は、とてもリラックスできる優しい空間だった。

診察を受ける。
エコーを見ながら、
「胎嚢しかみえませんね。成長が止まってます。流産してると思います。赤ちゃんがいる場合は、この袋の中に白い影が見えるんですよ。それが全く見えないですよね。胎嚢の大きさから言うと、成長が止まったのは、7週目ぐらいだと思います。とりあえず1週間様子を見ますか?」と先生。
先生の話は、冷静に聞けているが、
「流産なんて嘘でしょ。1週間経てば大丈夫だよね?」と、この時、私は思っていた。

「もしかしたら、大量出血があるかもしれません」と先生。
「それはいつですか?」と私。
「明日かもしれないし、アメリカに帰られてからかもしれません」と先生。

今考えると、おかしな話だし、流産に関する知識があったらこんなこと聞かないけれど、
「明日、飛行機に乗る予定なんですが、大丈夫ですかね?」と私。
すると、先生が、
「飛行機が妊娠に与える影響はありません。でも、大量出血があるかもしれませんよ。その時に、ご自分がそれでよろしければ、いいですよ」と。
”大量出血”が、どれぐらいのものかなんて想像もできない。
生理ぐらいかなぁというのが、勝手な想像。
まだこの段階でも流産するなんて思ってないし、その大量出血が流産を意味するなんても思ってなかった。

待合室で友達に、エコー写真を見せて結果を報告。
友達は、とても悲しんでくれていた。

しばらくして、もう1度診察室に呼ばれる。
先生に、「確認するの忘れましたが、流産に手術をしますか?それとも、自然に出てくるのを待ちますか?」と聞かれる。
言ってる意味が分からない。
なぜそれを今聞かれるのかも分からない。
「手術はしません」と答え、診察室を後にする。
手術ってなんのことだ?

その後、一緒に来てくれた友達と歩いてご飯を食べに行く。
美味しいラーメンを食べて、外に出てきたところで、血の塊が大量に出てきた。
私の足を血が流れ落ちる。

ラッキーな事に、友達の家がすぐそこだったので寄らせてもらう。
トイレに入ったが、出血の量がすごくて足が血だらけだったので、シャワーを借りる。

病院に電話。
再度行く旨を伝える。

ナイト用のナプキンをもらい、駅へ。
ドラッグストアで、ナプキンと生理用ショーツを買う。
必要ないと思って、持ってきていなかったのだ。

駅のトイレで、もう一度、大量出血。
なんかスゴイ塊が出た。
これが、胎嚢なのかな?
さっき受診した時に、「もし、流さないで持ってくることができたら持って来て」ということだったので、
多分これだと思い、ナプキンに包んで持って行く。

この日、2回目の病院。
同じ先生が診察。
エコーで見た子宮と、さっきナプキンに包んだ塊を見て、
「綺麗に出てますね。お薬出しますので様子を見てください。予定通り、1週間後に経過観察に来てください」と言われ、
子宮収縮剤を処方される。
「原因は何ですか?」
「この段階での流産は、ほとんどの場合、染色体異常です。お母さんが何をしてても防げなかったものです。胎嚢を検査すれば、もっと詳しいことが分かりますがどうしますか?2週間かかります」
とのこと。
2週間後には、もう日本にいないので、
「検査はいいです」
と言って帰ってきた。

あ〜、私の赤ちゃん、いなくなっちゃた……。

結果は、残念だけど、赤ちゃんは私のことを本当に守ってくれて、流れ的に私はすべてラッキーだった。

最後の大量出血も、普通は、陣痛のような半端ない痛みがあるらしいけれど、
私の場合、痛みは一切なく、あ、出ちゃった……という感じだった。

家に帰り、まず一番にしたこと。
大好きなコカ・コーラゼロを飲んだ。
妊娠が分かって、控えてたから。

夜に、親に連絡。
母親は強いな。
一緒に悲しんだ上で、「あなたが無事なのが何より」と。
赤ちゃん、ごめんね。
お母さん、お父さん、ごめんね。

近いうちに会おうね。